視点の動き
僕がイラストを制作するとき、一番意識していることはイラスト内での視点の動き方です。そしてそれを構図と言うのだと思います(もっと広い意味で構成でもあるのですが)。例えばシンプルな構成の時でも視点が動くようにバランスを考えると、情報不足だとは感じなかったり、逆に要素が多くてもまとまって見えたり・・・画 面を広く見せたり、もっと言えばそこに物語を感じさせたりというのは、そういった視点の動きを作ることで出来るんじゃないかと思ってます。
この画像は、前回のエントリーの写真に対して、視点の動きをシミュレートしたものです。
feng-gui※というサイトで利用できるサービスなんですが、あるアルゴリズムにもとずいてこの画像がどう見られるかというのをヒートマップで示したものです。どんなアルゴリズムなのかわかりませんし、あくまでもシミュレーションなので信憑性は分かりませんが、面白いのではないかと思います。最近はユーザーがそのサイトでどこをクリックしたか記録してヒートマップで吐き出すサービスやツールもありますが、イラストにせよwebにせよ、制作している本人は「ここを見て欲しい ここを目立たせたい」ということを前提としているので、本当にそれが実現できているかというのはなかなかわからないものです。
※Hide image from other をチェックしないとサイト左側のRecent~に残っちゃいます。

これは自分のサイトのトップです。スクリーンショットを撮ってアップロードすることでサイト上での視点の動きを知ることもできます。主に画像に目がいくからサイトデザインとしてはあまり参考にならないですね・・・。そもそも、サイトを見る上で、左上のものはサイトタイトルだろうと言う先入観やサイト構造に一定のルールがあるから、それよりもどこがクリックされているか、の方が大事かもしれませんね。
と、こんなことばかり考えているから僕のイラストはあまり感情的にならないのだろうなとか思いつつ、視点の動き・構図でコントロールできることがあるとしたらそれを最大限に活かしたいし、それを逆手に取ることで表現できることもあると思います。例えば雨の中で傘を差す女性のイラスト、雨の落ちる方向と同じように上から下へ視点が移動して女性へと誘導される場合と、まず傘に目が行き空を見上げるように上に視点が移動する場合、その違いだけでもそのイラストの印象は大きく変わるんじゃないかと思います。そして同時に、もっと感情にまかせて自由に筆を走らせてみたい、と思うのですがそのためにはまずマウスを置いて筆を持たなくては、と思うのでした。
